宇凡v.s.馮云シリーズ
運動の最中にお腹が空くと、筋肉が消費されるのか?それとも脂肪が燃焼されるのか?(和訳)
原文リンク
まずは、私の新しい友達、馮云さんを紹介したいと思います。2011年台湾の台東トライアスロン大会・年齢別グループ1位を取った彼女は、実は、広告会社の社長であり、CMディレクターであり、犬の美容サロンの経営者であると同時に、何冊の本も出版している作家でもあるのです。彼女がスポーツの世界では人気者で、ファンもたくさんいる理由は、幾つもタイトルをもっているからではなく、自分自身の間違いを恥ずかしがらずにいつも公開しシェアしているからだと私は感じます。「表彰台にあがった感動を味わってからは、もう、強い自分を求めるより、速い自分を求める罠にはまってしまった。そのあげく、度を超えた訓練の仕返しを味わう番がきた。」と彼女は振り返るのです。
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まずは、私の新しい友達、馮云さんを紹介したいと思います。2011年台湾の台東トライアスロン大会・年齢別グループ1位を取った彼女は、実は、広告会社の社長であり、CMディレクターであり、犬の美容サロンの経営者であると同時に、何冊の本も出版している作家でもあるのです。彼女がスポーツの世界では人気者で、ファンもたくさんいる理由は、幾つもタイトルをもっているからではなく、自分自身の間違いを恥ずかしがらずにいつも公開しシェアしているからだと私は感じます。「表彰台にあがった感動を味わってからは、もう、強い自分を求めるより、速い自分を求める罠にはまってしまった。そのあげく、度を超えた訓練の仕返しを味わう番がきた。」と彼女は振り返るのです。
私たちが知り合ったのは、ある日、彼女が自分のFBで私の解説ビデオをシェアし、スパムのような大きな反響を呼んだのがきっかけでした。彼女はそのコメントで、本を読んだ後、どの様に食事を改善して、朝一の蜂蜜フルーツ野菜ジュースもやめたのかとも書いてありました。
その時、なぜかは分からなかったのですが、彼女をとても知りたいと思いました。そして私が台北で新作のサイン会を行うことになった時、彼女をゲストに招きました。サイン会の開始前の準備時間で、朗らかな彼女と喋り始めたら、もう止まりません・・・
ちゅち補充:
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本文は宇凡さん自身のウエーブサイトで公開してものなのです。宇凡さんは家庭・学校心理士としてアメリカで活躍している方です。心理を研究しているうちに、栄養と心理との関係に気づき始め、栄養の勉強をし始めました。しかし、伝統医療に納得できず、アメリカの自然医学という分野に入り、自然医学栄養治療士という資格を取りました。この資格は他の国では有効ではないだが、アメリカでは開業できるライセンスとなっています。自分が自然医学で学んだものを母国に伝えたいために、本を書き始め、台湾でベストセーラーになりました。しかし、伝統医療と違う論理が多く、賛否両論となっています。彼女は、自分の理念を分かりやすく、多くの人に伝えるために、よく聞かれる質問を定期的に動画にしてウェブ上で公開しています。初出版から今に至るまでの6年間、200本以上の動画を公開しています。馮云さんはその中の一つを自分のFBでシェアしたことが、この二人の縁結びとなったとのことでした。ちなみに、馮云さんは私の従姉妹のお姉さんです。^^
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スポーツの世界で、食事に対する陳腐な考え方で満ち溢れています。自分の経験から、固く信じた理論を大胆にチャレンジする馮さんの精神に私は大変感銘を受けています。彼女からの食事に対する質問はどれでも、文章にする価値があり、運動と食事の関係の是正に繋がるため、皆さんを運動のもたらす真の健康に導くことに一役買うことができるはずとの思いから、今回のコラムが生まれました:「宇凡v.s.馮云の質疑応答」、お楽しみに。
筆者:馮云 & 宇凡
馮云ー
FBのファンページで宇凡さんの解説ビデオ「太るのは、運動していないからって本当?」
https://www.facebook.com/%E9%A6%AE%E4%BA%91-297283580352688/
をシェアしたお蔭で、彼女の新作の本のサイン会に招いて頂きました。そして最も私を興奮させたのは、45分間、彼女を独占する時間があることでした!
せっかくのチャンスだから、フル活用しなくてはいられません
:-D 宇凡さんの本も、ネットでの講演の動画も、何回も何回も繰り返し拝見しましたが、彼女が提唱する「根治飲食」への理解はまだ十分ではないと感じます。自分の体が数回に渡って激しく反応してきたことは、いわゆる「回復反応」か、それとも実はそもそも病気なのかも分からず、運動と食事の正しい関係について、私の頭の中は質問で溢れていました。この45分間をしっかり活用させて頂くためには、10数個もの質問を事前に書き出しました。聞く時間が足りないのではないかと心配していましたが、宇凡さんはポジティブなエネルギーを大量に放っていて、想像以上すばらしい方で、私の質問の一つ一つに対し、情熱を持って丁寧に、正確に、プロならではの答えをしてくださいました。そしてこの時間で私が最も強く感じたのは、彼女の、この世界に対する、そして、相手(初対面の私でも)に対する「愛」が流れていることでした。
最後は、サイン会のリハーサルの時間も使い込んでしまうところでしたが、実はまだ全部を聞き終えてはいませんでした。
サイン会にはシェアの時間も設けられていました。最後の質疑応答の時間に、誰も手を挙げない一瞬の隙をみて、私は手を高々と挙げたのです。(宇凡:彼女は他人にチャンスを譲る気など全くなかったよぉ。)スポーツを愛する人として、心の中に抱えている最大の疑問をこの場で聞かなきゃ:
「運動をしている最中にお腹が空くと、筋肉が消費してしまうので、そのときはいち早く糖分を補充するべきだ。お腹を空かせてはならない。せっかく鍛えた筋肉が消費してしまって、いくら運動しても脂肪だけが残って太る原因になると、何人かのコーチから聞きました。その為、私は運動中にお腹が空くと、とても緊張するのです。宇凡さんにお聞きしたいのですが、運動の最中にお腹が空いて消費するのは本当に筋肉でしょうか?脂肪は燃焼されないでしょうか?」
宇凡さんがこの質問を聞いた途端、これは運動を愛する多くの人に役に立つ質問だと思ってくれました。そしてその場で回答するのは勿体ないということで、今回の文章のコラボの運びになりました。私は本当にうれしくて、とてもすばらしいと絶賛しています!
それから1カ月後、宇凡さんからの答えをもらいました。それはまさに神の回答でした!
宇凡ー
運動に励んだあげく、筋肉が消耗してしまったら、もとも子もないですね!実は、美しい筋肉を手に入れることは神の仕業ではありません。体内のエネルギーをしっかりとケアできれば、筋肉を消費してしまう事はまずはないし、筋肉作りの助けにもなるのですよ!
では、まず、私たちの体は、いつ筋肉を形成し、いつ消費するのかを見てみましょう。形成するか、消費するかを決めるのは、体内で利用できるエネルギーの量です。エネルギーは体を動かすのに必要な資本です。資本が足りる時のみ、「形成」の作業が進むのです。足りない時には、体の組織を分解して、エネルギーを生むことになりますが、なにをもって分解するのは、エネルギーの不足度合いによります。
上図で示す様に、エネルギーがやや不足している(中国語:能量稍不足)際に消耗されるのは脂肪のみです。しかし、エネルギーが非常に不足している(中国語:能量太不足)状態では、筋肉も消費してしまいます。また、筋肉を鍛えるにはまずは筋肉を形成しなければなりません。筋肉はエネルギーが足りている(中国語:能量足)時に形成されるのです。しかし、エネルギーが過剰な(中国語:能量太足)時に形成されるのは筋肉ではなく、脂肪なのです。
次に、体の「エネルギー」というものの正体を理解しましょう。私たちの体の主なエネルギー源は血糖です。血糖値の上下は体内の使えるエネルギーの量を決めます。血糖値の上下の揺らぎが平坦であれば、エネルギーは下図の様に、「足りる」と「やや足りない」の範囲内に保たれるのです。
しかし、血糖値の振れ幅が大き過ぎると、エネルギーは下図のように、「過剰」と「非常に不足」の範囲に入り込んでしまいます。そして、脂肪を形成し、筋肉を消耗する羽目に陥る私たちの体は、筋肉作りが非常に苦しくなるのみならず、太っていくので、大変です。
馮云ー
「まさに神の回答!実にすばらしい!」と、トライアスロン界で多くの人に憧れる李高偉さんが絶賛しました。
宇凡続くー
では、どうすれば血糖値を平穏に保てるのでしょうか?そのもっとも有効な方法は、バランスの良い食事です。ここで言う「バランス」とは、下図の様に、脂質、たんぱく質、そして炭水化物の均衡を指します。脂質とたんぱく質は、消化されるのが遅くて、私は「スロー・カロリー」と呼んでいます。炭水化物のような消化の早い「ファスト・カロリー」と一緒に食べることにより、血糖値の急上昇を抑えることができます。急上昇にならなければ、下がるのも緩やかになります。下がる時には空腹感を伴いますが、緩く下がってくることで、辛い空腹感にはなりません。こうやって血糖値は緩やかに上がって下がり、エネルギー源の安定が保たれて、体は楽に筋肉を形成し、脂肪を消耗することになります。
しかし、「スロー・カロリー」なしに、下記の図の様なバナナ一本という「ファスト・カロリー」を単独で食べて、または運動中に糖分だけを補充すると、バナナの糖分は迅速に分解され、エネルギーとなり血液に入って、血糖値は急上昇します。急上昇した血糖値は下がるのも急ピッチになり、いわゆる「血糖振動」が起きます。血糖値の乱上下により、エネルギーは「過剰」と「非常に不足」に陥り、脂肪を形成し、筋肉を消耗する羽目になるのです。まさに得より損の方が大きいですね。
馮云ー
毎朝起きてからいち早く蜂蜜フルーツ野菜ジュースを飲んで、運動中にはバナナや飴を無限に食べて、試合になると、甘すぎるエネルギージェルを次から次へ、カフェインの入ったコーラと一緒に食べていた自分のことを思い出すと怖くて鳥肌が立ちます。血糖値は宇宙まで高くなったのでしょう。幸いなことに、私は重度歯周病程度で済んだのです。神様に感謝し、自分の体に感謝します。丈夫な体のお蔭で、取り返しのつかない状況にならなくて済んだのです。(長年重度歯周病に悩まされた私は、「根治飲食」のお蔭で今はほぼ完治です。)
宇凡続くー
自分の食事はバランスが取れているかどうかを知るためには、食事後の血糖値を記録するという方法があります。毎回の食事の後の、一時間後、二時間後、三時間後に血糖値を計って記録するのです。記録した血糖値の上下のピークの差が、「振れ幅」になります。一般的に、振れ幅が40以下で、食事はバランスが良いと分かりますが、40を超えると、炭水化物の減量や、脂質またはたんぱく質の増量を考えるべきでしょう。
馮云ー
血糖値の測定は省略できないステップです。最初は、痛みが怖くて、糖尿病でもないのに、測定器も高いし、自分なら完璧な「根治飲食」を実行できる自信があるから必要ないと思いましたが、宇凡さんに三日間の食事記録を確認してもらったところ、自分では分からない落とし穴がいっぱいで、半分ぐらいは不合格だということに驚きました。そこで観念して測定器を買い、少し油断したところで血糖値の乱上下が見えることを発見しました。自信過剰は禁物ですね。
さらに大きい声で言いたいのは、実は、ぜんぜん痛くないですよ!血糖値測定器は、どんな食べ物なら自分の血糖値を振動させないで、楽な人生を送るための道具であり、一定期間が過ぎて、血糖値の振動をさせない食べ物の組み合わせを理解できたらもう用済みです。その後は転売したり、最愛な家族に人生のプレゼントとして贈るのもよいでしょう。
すべてがうまく行っています!「根治飲食」を確実に実行に移しさえすれば、エネルギーを「足りる」と「やや足りない」の範囲内に保つことができ、筋肉を鍛え、脂肪を減らすことを簡単にできることがよく分かりました。以前は、「軽い空腹感はいいこと」だという宇凡さんの言葉を理解できませんでしたが、今は、お腹が少々空いても筋肉が消費される心配はもうないのです。道理で「根治飲食」を実行してからは、運動量を半減したのに、太るところか、筋肉をつけながらきれいな体型になってきました。
宇凡ー
これは40代の女性の体であることは、どれほど多くの女性に数え切れない希望を与えたのでしょう。